VISION DIFFERENCE
検査ビジョン vs ロボットビジョン — 同じではありません。
検査ビジョンは OK/NG を判定しますが、ロボットビジョンは認識した位置をロボット座標に変換し、実際のピックまでつなげます。出力データの種類が根本的に異なります。
AT A GLANCE
ロボットビジョンが違う3つの理由
検査ビジョンは整列した単一部品を近距離で見て OK/NG を出力します。ロボットビジョンは根本的に異なる条件で動作します — 数値がその違いを示します。
01 · SHOOTING DISTANCE
ロボットアーム干渉のクリアランス
ロボットアームの作業空間を確保するため、撮影距離は最低 650 mm 必要です。照明方法やセットアップ手法は検査ビジョンと大きく異なります。
02 · SHOOTING AREA
広範囲に多数の部品
部品面積の 200~400 倍の範囲を追跡します。広い視野で不規則/重なり/反転状態の多数の部品から、ピック可能な位置を見つける必要があります。
03 · RESULT IS ROBOT COORDINATES
11,250倍の範囲で発見・処理
ピックのための精密座標
OK/NG ではなく、mm 単位の X/Y/θ 座標を出力します。これを実際に実現できることが、ロボットビジョンを際立たせます。
現在のビジョンはどのカテゴリですか? — 3問でクイック診断
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なぜ2種類のビジョンを区別する必要があるのか?
どちらも「ビジョン」と呼ばれますが、出力する結果そのものが異なります。検査ビジョンは 検査結果(1/0) を、ロボットビジョンは 物理的位置(X/Y/θ) を生成します。出力データの種類が異なるため、同じビジョンシステムが両方の役割を果たすことはできません。
INSPECTION VISION
検査結果を出力 — 1 か 0
画像を解析して合否を判定します。結果は 1 か 0 の物理信号です。ロボットにどこへ動くべきかを伝えることはできません。
ROBOT VISION
物理的位置を出力 — X / Y / θ
画像から部品の物理的位置を計算します。結果は X / Y / θ 座標 — ロボットがそのまま使ってその位置へ移動します。検査結果ではなく位置データです。
HOW IT WORKS
ビジョンからロボット座標が作られる仕組み
カメラ認識からロボットのピック指令まで — 4段階の処理フロー。
DIAGNOSTIC
現在のビジョンはロボットに適したタイプですか?
3つの質問で確認します。1つでも「はい」なら、ロボットのピックアンドプレースに検査ビジョンが組み込まれている可能性が高く、見直しが必要です。
- 01
ビジョンの出力は 1/0(合否信号)だけですか?
はい の場合 — X/Y/θ 座標がなければ検査ビジョンです。ロボットはどこへ動けばよいか分からず、ピックできません。
- 02
カメラがロボットアームに搭載、または撮影距離が短すぎてロボット干渉が起きていますか?
はい の場合 — ロボットビジョンはアームとの衝突を避けるため最低 650 mm のクリアランスが必要です。近距離撮影向けの検査ビジョンではこの要件を満たせません。
- 03
部品が広範囲に不規則/重なった状態で散らばり、どれをピックするか見つける必要がありますか?
はい の場合 — 検査ビジョンは整列した単一部品を前提とします。広い視野で多数の部品からピック可能な位置を見つけるのはロボットビジョンの役割です。
診断が不明確な場合は 現在のシステム情報をお送りください。互換性を一緒に検討します。
MISMATCH
検査ビジョンをロボットにそのまま使うと何が起きるか
現場でよく見られるミスマッチとその結果です。最初からロボットビジョンで設計すれば、これらの問題を回避できます。
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SITUATION
検査ビジョンをロボットに直結する
結果 — OK/NG 出力しかなく、ピック座標がないためロボットはどこへ行けばよいか分かりません。
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SITUATION
座標変換なしで画像座標を渡す
結果 — ロボット座標系とずれ、常時手動補正が必要、または衝突リスクが生じます。
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SITUATION
レシピ機能のない検査ビジョン
結果 — モデル変更のたびに手動で条件を再入力する必要があり、運用が難しくエラーが起きやすくなります。
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SITUATION
統合なしの個別運用
結果 — ビジョン・ロボット・フィーダーが独立して動き、トリガーと同期の問題が繰り返し発生します。
START
現在のビジョンがロボットに合うか検討します。
現在のビジョンシステム・ロボット・部品の条件をお知らせいただければ、互換性を一緒に検討します。
