導入事例 · 電子部品製造

0.3 mm の SMD 部品を、ピック・挿入誤差 ±0.05 mm でリールテーピング自動化

0.3 mm 級の SMD 部品を上下2台のカメラで補正し、ピック・挿入誤差 ±0.05 mm でリールテーピングまで自動化。手作業工程と比べて作業時間を 70% 削減した事例です。

ピック・挿入座標誤差 上部・下部カメラの補正データを合わせて達成した値
±0.05 mm
作業時間短縮 同じ工程を手作業で行っていたときとの比較
70%
多品種レシピ切替時間 このラインの部品形状 20 種以上基準
5分以内
リールテーピング不良率 このラインのリールテーピング工程基準
0.001% 以下

IAI ロボットと AIVE & RoboEYE で完成した超小型 SMD リールテーピング自動化

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何を · どのように

この事例の構成

部品
超小型 SMD 部品(リードフレーム・チップ型素子)、20 種以上
サイズ
0.3 mm 級
工程
フィーディング → ビジョン認識 → ピック → リールスロット挿入 → テーピング検査
ロボット
IAI 精密ロボット(X·Y·R 座標連携)
フィーダー・ビジョン
AIVE 2.1 フレキシブルフィーダー + RoboEYE デュアルカメラビジョン(上部 Cam1 / 下部 Cam2)
業種
電子部品製造
0.3 mm の SMD 部品を、ピック・挿入誤差 ±0.05 mm でリールテーピング自動化 — 部品と検出画面

課題

0.3 mm 級の SMD 部品を人が掴んでリールに入れていた

リードフレーム・チップ型素子のような 0.3 mm 級の超小型 SMD 部品の精密組立は、手作業で処理されていました。自動化するには3つが同時に必要でした。0.3 mm 以下の部品を自動で整列させてリールスロットに入れられること、20 種以上の部品形状を同じ設備で受け入れられること、そして人が介入しなくてもリールテーピング結果を検査してデータを残せることです。

SMD リールテーピングシステムの全体構成

解決

カメラ2台で、ピック前の位置とピック後のずれを分けて捉えた

AIVE 2.1 フレキシブルフィーダーで部品を散らして供給し、RoboEYE デュアルカメラビジョンの2台のカメラが役割を分担して座標を生成します。生成した座標は IAI 精密ロボットの X·Y·R データとリアルタイムに連携し、ピックからリールスロット挿入までつながります。

  • 上部カメラ(Cam1)が、供給された部品の位置・向き・正面形状を認識します。
  • 下部カメラ(Cam2)が、ピック後に生じた 0.03 mm 以下の微小なずれを確認して補正します。
  • 2台のカメラの補正データを合わせ、挿入座標精度 ±0.05 mm を確保しました。
  • フィーダーは上部振動バスケット構造で微細部品に振動を均一に与え、周波数 1 Hz・振幅 0.1 mm 単位で調整して反転と重なりを減らします。
  • 部品ごとの振動・ビジョンパラメータはレシピとして保存し、生産ログと検査結果は自動でバックアップします。

AIVE フレキシブルフィーダーの部品供給画面

成果

供給からリールテーピング検査まで、人の手が触れない

  • ピック・挿入座標誤差 ±0.05 mm — 上部・下部カメラの補正データを合わせて達成した値です。
  • 作業時間 70% 短縮 — 同じ工程を手作業で行っていたときと比較した値です。
  • リールテーピング不良率 0.001% 以下。
  • 多品種レシピ切替5分以内、部品形状 20 種以上を同じ設備で処理します。
  • 自動キャリブレーションにより、セットアップ時間は平均5分以内でした。

リールテーピングが終わった部品

よくある質問

この事例でよくある質問

0.3 mm のような超小型部品もフレキシブルフィーダーで供給できますか?

この事例では、AIVE 2.1 フレキシブルフィーダーで 0.3 mm 級の SMD 部品を供給しました。上部振動バスケット構造で微細部品にも振動を均一に与え、周波数は 1 Hz 単位、振幅は 0.1 mm 単位で調整して、反転と重なりを減らしました。

ピック時に部品がずれた場合はどう対応しますか?

カメラを2台使います。上部カメラが供給された部品の位置と向きを読み取り、下部カメラがピック後に生じた 0.03 mm 以下の微小なずれを確認して補正します。2台のカメラの補正データを合わせ、挿入座標誤差 ±0.05 mm を確保しました。

部品が変わると設備を再設定する必要がありますか?

部品ごとの振動パラメータとビジョンパラメータをレシピとして保存し、呼び出して使います。このラインでは 20 種以上の部品形状を扱い、レシピ切替は5分以内で完了しました。

リールテーピング結果の検査も同じシステムで行いますか?

はい。同じビジョンシステムがテーピング結果を検査し、検査結果と生産ログを自動で保存します。人が途中で確認しなくても履歴が残り、このラインの不良率は 0.001% 以下でした。

IAI ロボットにもビジョンとフィーダーを接続できますか?

この事例が IAI ロボットに適用した構成です。ビジョンが計算した座標をロボットの X·Y·R データとリアルタイムにやり取りし、ピックからリールスロット挿入までを一つの流れで回します。